58年製と言うこともあって、経年変化もなんとも言えない面持ちで、良い具合に塗装割れもありながらも、現役で充分に活躍出来るビンテージギターだと思います。
元々は、MUSIMA社オリジナルではないシングルピックアップが備えられていたのですが、敢えて、フロント&リア共にGOTOH社のハンバッキングに載せ換えました。
それにより、ギブソン系のような太いサウンドを得ることが出来ました。
生鳴りも素晴らしく、枯れてはいるけれども、丸く太いビンテージらしい音で良く鳴ってくれています。
基本的にヨーロッパビンテージギターは、当時のオリジナルピックアップはシングルコイルピックアップが多かったように思えます。
当時は、ロック系よりもジャズ系のミュージシャンが多かったのかも知れません
ドイツ製のギターは、ヨーロッパの中でもクオリティが高く、技術力のあるギタールシアーも多く存在していたようです。
勿論このMUSIMA社も、箱モノ(フルアコ)ではクオリティの高さで定評のあるブランドです。
このギターもジャーマンカーブが綺麗に描かれており、木工技術の高さがうかがえます。
この17 RECORD modelは、58年頃から70年代前半までと、長きに渡り生産されていた薄洞(335より少し厚い程度)のフルアコで、当時は人気のモデルだったようです。
また、このMUSIMA 17 RECORD modelも他ギターと同様、60年代~70年代の個体は見つけやすいのですが、58年製となると、現存する個体もかなり少なくなり希少性も高くなっています。
このギターを眺めていると、何故か『カーマイン ギター』の映像を思い出してしまうのは、気のせいでしょうか?
1958年製 MUSIMA 17 RECORD model(made in EAST GERMANY)
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