アイバン ヴルチノフ氏によりBulgarian factory Kremona Kazanluk.(クレモナ カザンルク)で作られたフルアコギターです。
材は、当時の高級木材ブルガリアンスプルース(made of strong special Bulgarian wood)のトップ&バック共に単板のようです。
片面だけでも、板厚み7~8cmがないと、このジャーマンカーブは出ないのでは?と言うくらい段差があります。それも、バック面も同じ形状なので、材料費だけでも現在なら??万円はするんでしょうね。
他のパーツについて詳しく説明をすると、元々のペグは巻部分がプラスティックの頼りないクラッシックギター用がオリジナルで付いていました
ブリッジは、単に木材を三角にカットしてギザを入れた代物です。
塗装もかなり厚くなっていて、音質に影響が出ていた為に、一度塗装を全剥がしをして、ナチュラルに戻し薄くラッカー仕上げにしました。結果オーライです。
後、シールドジャックがなんとmidi 用のジャック(1960年代のヨーロピアンギターには、良くあるタイプらしいです。)だったので、ノーマルのフォーンジャックに変換しています。
他にも電気系統もかなり劣化していたので、全ての配線をやり直しついでに、ピエゾマイクを仕込ませました。
なので、ピックアップ+ピエゾマイクのハイブリッドも奏でれます。
ピックアップは、当時のクレモナ社オリジナルのブルガリア製のシングルコイル("modern" guitars60s pickups Kremona)が2発搭載です。
ペグは、ギブソンの3連のクルーソンタイプに交換しました。
ブリッジは、手持ちの金属製に交換して鳴りを良くしました。
などなどの、大手術になりましたが、やっとプレイヤーコンディションになりました。
1960年代 クレモナ社(ブルガリア)のルシアーthe best Bulgarian luthier Ivan Vulchinoff
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